こんにちは。
三重県鈴鹿市を中心に快適でオシャレな家づくりをしている工務店
とわの巧創の伊藤です。
2階建ての場合、
1階にどれだけ部屋をつくるかによって
大なり小なり家の大きさが違ってきます。
例えば、1階に子供部屋をつくり
2階につくる部屋が寝室だけになるとしたら
2階に廊下をつくる必要がなくなるし、
トイレも必要なくなるかもしれません。
また、子供部屋が1階にあることで
客間的要素を備えた部屋を
1階につくる必要もなくなるかもしれません。
子供部屋が1階にあれば、
子供たちは小さいうちから
自分の部屋を使ってくれるでしょうし、
子供たちが巣立った後、
その部屋を寝室として使うことも出来るようになるからです。
他方、子供部屋も寝室も2階につくることを前提とすれば、
2階にトイレも必要だし、
廊下もそれなりに出来ることになります。
そして、1階に客間的要素を備えた部屋も
間違いなく必要となります。
ゆえ、2階建てを建てる場合、
どこにどの部屋を配置したいと考えているかで、
家の大きさがけっこう違ってくる
ということを認識していただきつつ
広さを考えていってみていただければと思います。
では、さっそく考えていってみましょう!
まずは「客間」から。
これに関しては先程申し上げた通り、
寝室も子供部屋も2階につくるとしたら
あった方がいい部屋だと思います。
ないと、片付けや掃除が大変になり、
リビングが散らかりやすくなってしまうからです。
ゆえ、子供部屋と寝室を2階につくりたいとお考えの方は、
4.5〜6帖を計上いただければと思います。
もちろん、無くてもいいという方は省いていただいて大丈夫です。
続いて寝室です。
寝室の広さを算出するにあたり必要な情報は、
ここに何をどのように置くのか、です。
ベッドを置くのか置かないのか?
置く場合どのサイズのベッドを何台置くのか?
ベッド以外に置くものがあるのか?といったことですね。
仮に、寝室は「寝るだけの部屋」だから
最低限の広さでいいとお考えであれば、
シングルベッド2台もしくは
クイーンベッド1台であれば4.5帖〜6帖、
セミダブル2台であれば6帖、
ダブルベッド2台であれば6帖〜7.5帖もあれば充分だし、
ゆったりした寝室がいいのであれば
それらに3帖程度プラスして考えていただければ
いいのではないかなと思います。
続いて、子供部屋ですね。
子供部屋に関しては子供の人数と年齢によって
柔軟に考えていただいた方がいいかなと思っています。
例えば、お子さんが2人で
もうこれ以上は考えてないのであれば、
人数分だけ部屋をつくり
あとは部屋の広さをどうするか、なので
「どうせいつか出て行くのだから最低限の広さでいいや」
とお考えなのであれば4.5帖あれば充分だと思うし、
「いや、もっと広めにしてあげたい」とお考えなのであれば、
6帖とっていただくといいかと思います。
他方、難しいのは
お子さんが3人以上いらっしゃる場合です。
人数分だけ部屋をつくれば、
その分コスト増になってしまうし、
やがて子供たちが出ていくとすると
将来持て余す部屋だらけになる可能性が高いからです。
ゆえ、お子さんが多い方は
部屋の数と広さをコストとの兼ね合いを考えながら
柔軟に考えていただきたいと思っています。
仮に、お子さんが3人で、
一番上と一番下が6歳以上離れているとしたら、
一番上が家から出ていくタイミングが
一番下が自分の部屋を欲しがるタイミングだと思うので、
あえて子供の人数分部屋をつくらずに2つだけにしておくとか、
あるいはお子さんが3人で年齢が近く
確実にそれぞれが部屋を欲しがりそうだとしたら、
小さめでもいいので人数分部屋をつくっておいてあげる
といった感じですね。
イメージとしては、
前者の場合1階に子供部屋をつくりたいとお考えであれば、
コストが割高になるので
4.5帖もしくは6帖の部屋を2つ、
2階につくりたいとお考えであれば
1階につくるよりコストへの跳ね返りが少ないので
6帖の部屋を2つ、
後者の場合、1階に子供部屋をつくりたいとお考えであれば、
3.75帖もしくは4.5帖の部屋を3つ、
2階に子供部屋をつくりたいとお考えであれば
4.5帖もしくは6帖の部屋を3つといった感じでしょうか。
いかがでしたか?
必要な部屋の広さが具体的に把握出来たでしょうか?
これに加えて、
2階に部屋を3〜4室つくるとしたら廊下を3〜4帖、
2階に部屋を2室つくるとして
トイレも2階につくる場合は廊下を2帖、
トイレを2階につくらない場合は廊下を1帖、
2階につくる部屋が1室だけなら廊下はなし、
もしくは0.5帖でカウントしていただければと思います。
では、次回は収納の広さをと言いたいところですが、
収納に関しては
「土地・建物の予算の出し方その3」
をご覧いただくと数字が出ると思うので収納は飛ばし、
次回は2階建てを建てるのに
必要な土地の広さを計算していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回の更新をお待ちください。