こんにちは。
とわの巧創の伊藤です。
家を建てるにあたって、
毎月の返済額を今の家賃を基準に
考えてしまいがちですが、
単純にそれだけで考えるべきではありません。
というのも、家を持つと
固定資産税が必要になるし、
家のメンテ費用も
定期的に必要になってくるからです。
つまり、家という資産を持てば、
これまでに必要なかったコストが
それなりに必要となってくるので、
単純に目先の返済額だけで考えてはいけない
ということですね。
ゆえ、返済額を決める時には、
こういったコストも
計算に入れた上で決めた方がいいし、
出来れば、このタイミングで
医療保険・生命保険・学資保険などの
保険を見直すことをオススメしています。
多くの方が、これらの保険に
入り過ぎている傾向があるし、
住宅ローン金利の中には、
もしもの時用の生命保険料も含まれていますしね。
かつ、貯蓄先も
銀行だけに限定するのではなく
「長期積立投資」という選択肢も前向きに
検討していただくことをオススメしています。
●驚異的な差を生む予算計画
では、保険も見直さず、
家づくりにも多大な予算を突っ込んだ人と
保険も家づくりの費用も見直すことで、
5万円ものゆとり資金が生まれた人とで、
ローン返済が終わる35年後
一体どれくらいの差が生まれるか
簡単に試算してみましょう。
まず、全て家に突っ込んだ人ですが、
この場合、貯蓄額は0ですね。
驚異的に収入が上がらない限り
将来貧乏確定です。
一方、この浮いた5万円を
銀行に貯金していった人はどうなるでしょうか?
この場合、普通、定期にかかわらず、
ほぼ無金利に近い状態なので、
単純に5万円×12ヶ月×35年=
2100万円(+毛が生えた程度の利息)
といったところでしょうか。
面白みは全くありませんが、
家づくりのコストを抑えた分、
確実に手元にお金が残っていっているので、
家に突っ込んだ人とは
それなりに大きな違いが生まれますよね?
では、このお金を35年に渡って
毎月コツコツと積立投資をしていった場合、
一体どうなるでしょうか?
この場合、毎年平均で2%ずつは
上がっていくであろう
投資信託にお金を預けていったとしたら、
35年後には預けたお金が、
2倍ぐらいまで増えることになります。
あるいは、もっといい利率で
お金が増えていくとしたら
3倍や4倍になることだって十分あり得ます。
そんなこんなで個人的には、
保険と家づくりの予算を見直すことで、
こういう選択をして欲しいと思っている次第です。
「つみたてNISA」や「iDeCo」
といった制度を利用すれば、
節税効果も期待出来るため
さらに手元に残るお金が増えるわけですからね。
というわけで、
これから家を建てようとお考えの方は、
こういったことも踏まえながら
家づくりの予算計画を立てていただき、
その上で家づくりにのぞんでいただけたらと思います。
自らも働きつつ、お金にも働いてもらう。
そしてそれを実現するために、
まずはその資金が捻出出来るような資金計画を立てる。
これから迎える厳しい時代を
豊かに生き抜いていくためには、
これがベストな家づくりではないでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございます。
次回の更新をお待ちください。