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2023/03/17

会社ブログ

変動・固定の向き不向き

変動・固定の向き不向き

こんにちは。

とわの巧創の伊藤です。

変動金利と固定金利ではどっちが得なのか

というご質問を受けることがあるのですが、

正直な話、その結果は終わってみるまで分かりません。

しかし、住宅ローンを選ぶにあたり

自分にとっての向き不向きは知っておいた方がいいと思うので、

今回はそれに関して個人的な見解を述べていきたいと思います。

では、まずは変動金利を選んでもいい方から

お伝えしていこうと思います。

ちなみに「でもいい方」という言い方で

分かった方もいらっしゃるかもしれませんが、

僕自身は基本的に固定金利を選んだほうがいいと思っています。

理由は、説明の途中にお話ししたいと思うので、

そのまま読み進めてください。

土地があり、かつ自己資金が多い方

ズバリ僕自身が変動金利を選んでもいいと思っている方は、

これに該当する方のみです。

つまり、実家に土地があるか、

あるいは土地を親が買ってくれるため、

自らのお金で土地を買う必要がない人であり、

かつ、たくさん貯金があり親からも援助がもらえる方です。

イラスト 家づくり 親からの援助 に対する画像結果

理由は簡単で、

借入が少なくなれば返済期間を短くすることが出来、

後々金利が上がったとしても

返済負担が急激に上がらないからです。

具体的にはこんな感じです。

土地代0円、建築代2500万円、

外構工事費100万円、諸経費200万円、合計2800万円、

貯金500万円、親からの援助500万円、借入1800万円、

という感じですね。

この場合、返済を20年で設定しても

月々の返済は79,609円となるため、

今の家賃と同水準ぐらいという方も多いのではないでしょうか?

(10年固定の0.6%として試算)

また、10年固定の住宅ローンは

10年後確実に金利が上がるのですが、

仮にそうなったとしても返済負担はさして上がりません。

なぜなら10年後には元本が半分ぐらいまで減っているからです。

そんなわけで、土地がありかつ自己資金が多い方は

変動金利を選んでもいいと思っている次第であります。

返済期間は短い方がいいのか?

とはいえ、僕自身はこのような方でも

20年返済ではなく35年返済にすることを推奨しています。

理由は、35年返済にすると返済金額が47,525円となり、

浮いた32,084円を貯金や積立投資に回すことが出来るからです。

また、住宅ローンには団体信用生命保険という

掛け捨ての定期保険がかかっているため、

わざわざ早く返済してその保証を外すこともないというのも

返済を短くする必要がないと思っている理由です。

おそらく私たちは70歳や75歳まで働くのが普通になるでしょうからね。

イラスト 70歳 75歳 働く に対する画像結果

さらに、家を建てると

住宅ローン控除によって払った所得税や住民税を

国から当初の13年間返してもらえる制度があるのですが、

借入残額が多いほどより多くのお金を返してもらえるので、

この観点からも返済を短くする必要はないとも言えます。

以上のような理由から、

僕自身は返済期間を短くする必要はないと思っているのですが、

投資に抵抗があるとか、ローンがある状態が嫌だ

という方もあると思うので、

あくまで自由に選んでいただけたらと思います。

土地を買い、自己資金が少ない方

では、続いて固定金利を選んだ方がいい方ですが、

こちらに関しては先程の真逆の方です。

つまり、土地も自分で買わないといけない、

かつ、親からの援助もなく(少なく)、

貯金もない(少ない)という方ですね。

この場合、どうしても借入金額が大きくなってしまいますからね。

少なくても3000万円、多いと4000万円オーバー

という方も決して少なくないのではないでしょうか。

ゆえ、固定一択の方には借入金額が少しでも減るように

家づくりをしていただきたいと考えています。

3500万円を1.2%の金利で借りた場合、

102,096円も毎月返済しなければいけないし、

4000万円ともなると116,681円も

毎月返済しなければいけませんからね。

ゆえ、後者の方には家づくりの予算を

少しでも抑える努力をすることを推奨しているのですが、

その具体的なやり方については

次回の太陽光発電の話の後に

数回にわたってしていきたいと思っています。

ぜひ次回以降もご覧いただければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。

次回の更新をお待ちください。

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