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Home三重県鈴鹿市で女性目線の空間設計なら、とわの巧創にお任せください

2022/10/24

会社ブログ

家づくりに失敗しないための視点

家づくりに失敗しないための視点

こんにちは。

とわの巧創の伊藤です。

一般的に北向きの土地は日当たりが悪いか

あるいは悪そうなイメージから敬遠されがちです。

実際、南に隣接して2階建ての家が建っている場合、

日中、土地の半分ぐらいが

陰になっていることが多いのですが、

仮にあなたが、そんな土地に家を建てなければいけないとしたら、

どのような要望を建築会社にお伝えしますか?

北向きの土地で一番課題になるのが、

リビングダイニングキッチンの

明るさをどのように確保するかです。

南からの光を採るために

南にリビングを配置しても

光は入ってこないでしょうし、

かといって、光を確保するために、

南に隣接する家から出来るだけ距離を離そうとしても、

土地にかなりの奥行きがなければそれも難しいです。

また、南から光が採りにくい場合、

東や西から補助的に光を採ろうしますが、

この場合も、その方向に家が隣接して建っているとしたら、

光が十分に入ってこないし、

逆に家が建っていないとしても

丸見えになってしまうとしたら

カーテンで光を遮断してしまいます。

そんなこんなで、

周りの家の位置関係も確認しながら、

実際暮らし出したら

どういう状況になるかまで考えた上で、

間取りを考えていかないといけないんですよね。

ホント、間取りって単純に動線や使いやすさだけを

考えてつくればいいわけじゃないので、

これが家づくりの難しいところです。

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いざ、暮らし出したら

思っていたのと違うなんてことになったら、

ホント申し訳ないですからね・・・

固定概念がもたらす後悔

そして、北向きの土地の場合、

「南向きで部屋をつくらなければいけない」

と思いながら家づくりをしてしまうと、

家の見た目が悪くなるとともに、

家が汚れやすくなってしまいます。

トイレ、洗面、お風呂などの水回りが北面、

つまり家の正面に配置されやすくなるからです。

水回りが家の正面に配置されると、

窓がたくさん正面に出来ると同時に、

サイズや位置も不均一なため、

外観のバランスが崩れやすくなります。

かつ、水回りには換気扇も必要なので、

なおのこと外観が崩れることになってしまいますよね。

そして、この窓や換気扇が、

外壁を汚す大きな原因となります。

窓や換気扇から伝うタレジミや、

換気扇から出る黒ずんだ汚れが、

家の正面にその数だけ出来てしまうからです。

結果、見た目が美しくない家になってしまうだけじゃなく、

非常に汚れも目立ちやすく、

後悔が絶えない家になりやすいというわけです。

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それゆえ、北向きの土地で気を付けるべきことは、

「部屋を優先して日当たりのいい場所に配置しなければいけない」

という思い込みを持ったまま家づくりをしないということです。

安定した採光を確保するためには、

隣接する建物から十分な距離を確保する必要があるのですが、

北向きの土地の場合、

単純に部屋を南に配置するだけでは十分な採光は確保出来ません。

また、光を阻害する建物がない方向に

窓をつくることによって採光を確保するにしても、

その方向が丸見えになるのだとしたら、

プライバシーの担保のためにカーテンをせざるを得ないため、

それもいい解決策じゃないことは、

前回のブログでもお伝えした通りです。

この問題を解決するためには、

その部屋の役割と使い方をよく考えた上で、

どんな窓をどこに配置すべきなのかを

考えながら部屋の配置を決めなければいけません。

そして、それには

周りの家の位置関係が密接に関係してきます。

ということで、家を建てる時は

単純に動線や使い勝手だけじゃなく、

こういった視点も持ちながら、

土地選びと間取りづくりをしていただければと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。

次回の更新をお待ちください。

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